ポエトリーリーディングラップを聴く理由と食らったおすすめ楽曲を5つ紹介

ポエトリーリーディングとは、音楽に乗せて詩人が自作の詩を朗読することを指す。HIPHOPでもそれは可能で、ポエトリーリーディングラップというジャンルも存在する。(明確に区分されているわけではないと思うけど)

私は、どちらかというとHIPHOPとは無縁の人間だった。B-BOYたちは怖かったし、スケートもやらないし、オシャレも全然気を遣ってこなかった。

HIPHOPがアンダーグラウンドに根を張っているなら、私は、オーバーグラウンドで居場所を見つけられず、かといってアンダーグラウンドにもいけない中途半端な人間だ。

そんな私だが、ゴリゴリのHIPHOPはまだ苦手である。洋楽HIPHOPもあまり聴かないし、黒すぎるミュージックは未だに受け入れがたい。現場に行きたい気持ちはあるけど、怖くていけない。

優しい日本語を使ったHIPHOPが好きなのだ。だから、ポエトリーリーディングラップとの相性は抜群だった。

弱者に力を与えるのがHIPHOPならば、ポエトリーリーディングラップは間違いなくHIPHOPである。現に、私が大きな力をもらっている。それが、私がポエトリーリーディングラップを聴く理由だ。

正直に言うと、あまりディグれていないのだけども、食らった音源がいくつかあったので書いていきたいと思う。

 

狐火【マイハツルア】

マイハツルア

マイハツルア

  • 狐火
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥150
  • provided courtesy of iTunes

狐火の「昨日までのベスト」は本当に名盤。マイハツルアは、認知症を患うおばあちゃんを題材にした楽曲。おばあちゃん子である私には痛いほど染みてしまった。綺麗ごとだけでなく、こういったリアルを曲にできるのがHIPHOPの醍醐味だと思う。

 

ZORN【奮エテ眠レ】

奮エテ眠レ

奮エテ眠レ

  • ZONE THE DARKNESS
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥150
  • provided courtesy of iTunes

ZORNはポエトリーリーディングラッパーではないと思うんだけど、奮エテ眠レだけはポエトリーリーディングラップのように歌い上げている。

一小節、一小節が刺さるように響くことと、具体性のあるリアルなライムが特徴。

「かけるものがないんです、人生でいいですか」は有名すぎるパンチライン。若者の焦燥感を、粗削りながら先鋭に表現している。

不可思議wonderboy【Pellicule】

Pellicule

Pellicule

  • 不可思議 / wonderboy
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

Pelliculeは、ポエトリーリーディングラップの代名詞のような曲だ。

不可思議wonderboyは24歳のときに交通事故で亡くなってしまっており、悔しくも音源が評価されだしたのは彼の死後。叙情的な歌い方に柔らかいリリック、透き通るような鮮明さをもつ一曲である。

今こうして記事を書いているだけでも、泣きそうになるほど心を揺さぶられた。

 

神門【信信】 

信信

信信

  • 神門
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥150
  • provided courtesy of iTunes

とてもやさしい曲。韻やメロディではなく、真っ直ぐな言葉で魅了してくれる。神門は愛に溢れるラッパーだ。信信では、愛する大切な人について言葉が重ねられている。

誰かを愛することで付きまとう不安や、信じることの辛さが表現されている。しかし、それでも信じることの大切さを伝えたい、そんなメッセージを感じる一曲だった。

 

MOROHA【tommorow】

tomorrow

tomorrow

  • MOROHA
  • J-Pop
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

心にグサッと刺さる楽曲。MOROHAは、どの楽曲も聴き手に何らかのダメージを与えてくる。tomorrowもそうだ。

ストーリーテリングされた歌詞に、MOROHA独特のエモーショナルな歌い方。「お前さあ、本当のことを言ってみ?お前も腹じゃ笑ってるんだろう?馬鹿にしてんだろう?言えよ?言えよ!」

このラインを見ただけで、tomorrowのやばさが伝わると思う。幸せなときには聴けない楽曲だ。

 

まとめ

各ラッパーの詳細についてはあまり書かなかったので、やばいと思った人は自らディグってほしい。楽曲も、それぞれがもっとやばいものを出している。ポエトリーリーディングラップは、韻やメロディに縛られない分、リリックに自由がある。

そのリリックにはラッパーそれぞれの個性や想いが表現されているので、ぜひ歌詞に食らいながら聴いてほしい。そんなことを言っている私も、まだまだ知らない楽曲が多いのでガンガン掘っていきたいと思う。

 

狐火のアルバム

昨日までのベスト

昨日までのベスト