【泣ける】泣きたいときにおすすめの日本語ラップ5曲を紹介

泣ける日本語ラップを5つ紹介する

日本語ラップの特徴と言えば、その名の通り日本語であること。USに比べてリリックが耳に入ってきやすく、言葉の持つ力が大きい。

他の音楽ジャンルに比べても、言葉をダイレクトに伝えることが出来る。だからラッパーたちの楽曲には、必ず伝えたい言葉や思いがある。

その言葉や思いに共感できたとき、人は泣けるんじゃないかって思ってる。もちろん、トラックのメロディや歌い回しで感情を揺さぶられることもあるんだけど、言葉はそれらよりももっとダイレクトな気がする。hip-hop的に言えば、リリックに食らうということだ。

 

だから、日本語ラップには泣ける曲がいくつも存在する。今回は、日本語ラップの曲の中で私が泣いてしまった曲を5つ紹介したいと思う。

 

不可思議wonderboy / 生きる

ラブリー・ラビリンス

ラブリー・ラビリンス

 

不可思議wonderboyは、24才という若さで亡くなってしまったポエトリーリーディングラッパーだ。交通事故だったらしい。

「生きる」は詩人の谷川俊太郎の詩をもとに制作された楽曲で、美しい日本語がそれぞれのバースを彩っている。不可思議wonderboyのエモーショナルな歌い方もあって、聴き手の心を安らかに満たしてくれる楽曲だ。

恋愛や不幸ではなく、何気ない日常を切り取った感じの内容で、聴いていると自然に涙が溢れてしまう。彼が亡くなってしまっていることも、この涙には大きく関係しているのかもしれない。

不可思議wonderboyはpelliculeや銀河鉄道の夜など名曲が多いので、気になった人は是非聴いてほしい。とても綺麗な日本語ラップだ。

 

狐火 / 27才のリアル

27才のリアル

27才のリアル

  • 狐火
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥200
  • provided courtesy of iTunes

27才のリアルは、狐火が27才のときに感じていた社会への不満や窮屈、自己への焦燥を描いた楽曲だ。

自己否定によって心が落ち着く人間もいると思う。hip-hopはセルフボースの精神が強いけど、私のように劣等感が強く逆境をバネに変えられないような人間は、自分を信じることや認めてあげることが極端に苦手だ。

だから、否定して匙を投げてしまったほうが楽になることがある。「もうどうにでもなれ。どうせ自分なんて…」と思うほうが、心が落ち着くからだ。

狐火の楽曲は、そんな人たちにお勧めしたい。人間そんなに強く在れないということを、狐火は代わって歌ってくれている。

 

神門 / pellicule

Pellicule

Pellicule

  • 神門
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

不可思議wonderboyの楽曲を、神門がリミックスしたのがこの楽曲。不可思議wonderboyへのリスペクトが感じられ、「なんであんた死んじまったんだよ…」と悔しい思いが炸裂している。

もともとがとんでもない名曲だったわけだけど、神門が歌うとひと味変わる。不可思議wonderboyがもう還ってこないことが改めて分かり、彼のいない日常を生きるしかないという決意に迫られる。

「あの交差点でたなら右にまがれよ」というラインに、神門の思いがギュッと詰まっている気がした。pelliculeは感謝の気持ちで涙が流れるけど、神門版pelliculeは感謝と悲しみの想いで涙が流れる。

 

Lost face feat.ZORN&zeus / でもやっぱ

でも、やっぱ (feat. ZORN & ZEUS)

でも、やっぱ (feat. ZORN & ZEUS)

  • Lostface
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥200
  • provided courtesy of iTunes

LostFaceはトラックメイカーだ。しっとりとお洒落なトラックが特徴らしい。LostFaceについては知っていることが少ないので、あまり詳しいことは書けない。

「でもやっぱ」では、私の大好きなZORNと渋く重みのある声が特徴のZeusがバースを蹴っている。リリックがとても好きな楽曲で、仲間との時間は大切で居心地も最高に良いんだけど、いつかはそれそれの道で頑張りたいよな、という内容の曲。

地元を離れて上京し一人踏ん張っている人や、仲間と夢の狭間で葛藤している人は、「でもやっぱ」を聴くと泣けるだろう。

 

GADORO / クズ

クズ

クズ

  • GADORO
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

GADOROはMCバトルから有名になったレペゼン宮崎のラッパーだ。KOKという国内最大級のMCバトルの大会を、2016年2017年と連覇しているほどのフリースタイラー。

「俺はどうしようもないクズだ」と自身を揶揄することが多く、劣等感をバネに這い上がってきた叩き上げのMCである。群れることを嫌う性格で、フリーダンジョンでも「馴れ合いのバトルなんざしたくねえんだ!」とバースを蹴っている。

GADOROの楽曲の魅力といえば、その強い劣等感からくるリアルなGADOROの言葉だろう。

トラックは、テクニカルなものよりもクラシックなジャズ調のものが多く、乗せ方やフローも突飛なことはしない。真っ直ぐに言葉を乗せる。

クズでは、社会からつまはじきにされ、どうしようもない自分をテーマとしている。繊細かつ鋭利な言葉は、一見すると強く見えるのだけどその奥には脆い部分がある。そこに共感できる人は、きっと泣けると思う。

 

まとめ

冒頭でも触れたように、日本語ラップは言葉の伝わり方が非常にダイレクトである。ラッパーの想いやリリックの深みに注視して聴いてみると、きっと心を揺さぶられる瞬間があると思う。

また、共感できたときにはそのアーティストをディグってみるといい。リリックの構成や伝えたい思いは、ラッパーごとに特色があって曲ごとにずれることはあまりない。

だから、ある一曲が琴線に触れたのであれば、他の楽曲もきっと心に響くと思う。今回紹介した楽曲だけでなく、色々な音源に触れてみてほしい。

 

四畳半

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