気持ちを高ぶらせるおすすめの日本語ラップ8曲
気持ちを滾らせる日本語ラップを8曲紹介する。落ち込んだときや勝負事の前に聴くとアドレナリンが出てやる気が沸いてくるのでおすすめ。
Creepy Nuts(クリーピーナッツ)/ 刹那
この曲を紹介したくて、この記事を思いついたといっても過言ではない。Creepy Nutsは、最強のバトルMCであるR-指定とDJ松永のユニットだ。
今回紹介する「刹那」は、R-指定がUMBを連覇している最中に書かれた楽曲だそうで、かなりバチバチの曲。UMB3連覇がかかったUMB2014では、ストレスのあまり体調を崩したと言っていた。相当なストレスがかかっていたんだと思う。
ある友人は、アルバイトに行く前に刹那を聴いて気持ちを滾らせてると言っていた。私も、刹那を聴いていると気持ちが昂ぶって、やる気が漲ってくる
MSC / 音信不通
フリースタイルダンジョン初代モンスターとしても有名なMC漢のグループ、MSC。「音信不通」はアルバム「新宿STREETLIFE」に収録されている楽曲。
アンダーグラウンド臭が濃く、現在の平和なhip-hopシーンとは一線を画すdopeさ。2000年代初期は、まだhip-hopがアンダーグラウンドに身を潜めていた時代。この頃の漢は相当怖かったんだと思う。
「さらさらまともにやるつもりもねえ」のラインは有名。日常でもサンプリングして使える場面は多そうだ。
AKLO feat.SALU,H.TEFLON & Kダブシャイン / RGTO
超豪華なメンツによる一曲。AKLO単体でもセルフボースティングの強いスタンスであり、どの楽曲でも強気な姿勢を崩さないが、RGTOはさらに濃ゆいメンツで固まっているので、食らいつく感じがめちゃめちゃ強い。
上司や先輩に「頑張れよ、期待してるから」と無責任なことを言われたら「はぁ?お前が頑張れ」といつか言ってやりたい。多分、言える日は来ない。
2WIN / FIRE BURN
曲名の通り、「燃やし尽くすぞ!」という内容の楽曲。ビッチもヘイターもアイドルも逃げ出しなというラインがあり、そのラインからも超HIPHOPな一曲であることが分かる。
2WINは、T-PablowとYZERR(ティーパブロとワイザー)の2人からなるHIPHOPクルーなのだが、FIRE BURNは2人がブレイク寸前くらいに出したアルバムだ。現在のHIPHOPシーンの爆発する前だったので、2人もまだアンダーグラウンドの色が強かったといえる。
FIRE BURNは2000年代初期のHIPHOPの色が濃く、リリックはリアリティのある尖ったものばかり。何物にも媚びないという彼等の意志の強さが、存分に押し出された一曲である。
AK-69 feat.UVERworld / Forever Young
私は、UVERworldが好きだ。小学生の頃からずっと聴いていて、聴かなくなった時期もあったが、現在でも新譜は必ずチェックしている。AK-69は全く聴かない。Forever Youngしか知らない。
Forever Youngは、聴き手に強い力をくれる。UVERworldは昔から熱い言葉を吐くバンドなんだけど、AK-69もUVERworldとは違った形で熱い言葉をくれる。Forever Youngは、立ち止まった自分を奮い立たせてくれるし、走っている自分には「お前なら出来る、やれるよ」とガソリンを注入してくれる。
「今日が人生で一番若い日だろう」というラインにぜひ食らってほしい
Zeebra / Street Dreams
この曲を知らないヘッズはいないだろう。いや、ヘッズどころか一般の方でさえも知っている人は多いはずだ。
「こんなに有名な楽曲を紹介する必要はあるのか?お前に言われなくても皆知ってるよ」と思ったのだが、私はこの曲に大きな力を貰った経験がある。気持ちを滾らせてくれるHIPHOPを想像したとき、Street Dreams(ストリートドリームス)を挙げないわけにはいかないと思った。
ストリートに夢を。真っすぐな曲名もめちゃめちゃ格好良い。
Anarchy / Energy Drink
滾るというか、狂うという表現のほうが正しいかもしれない。
Energy Drink(エナジードリンク)はドラッグみたいな曲だ。沈むほうじゃなくてケミカルなやつ。頭おかしくなってぶっ飛んでいきたい。そんなときはEnergy Drinkをおすすめする。
緊張してどうにかなってしまいそうなときや、これからテンションを上げていかなきゃならないときに聴くといい。
TOKONA-X / 知らざあ言って聞かせやSHOW
名古屋の伝説、TOKONA-X。知らざあ言って聞かせやSHOWを知らないヘッズなんていないだろう。
バトルビートに使われれば必ず名バトルを生み出し、サンプリングに使われれば会場が最高潮まで沸き上がる。
名古屋の方言が交じった粋なバースに、TOKONA-Xの反則的なまでにdopeな声質。そこへさらに、HIPHOP最高峰のビートが乗っているのだから、気持ちが滾らないはずはない。
まとめ
今回の記事では、気持ちの滾る日本語ラップを8曲紹介させてもらった。もちろん、紹介した楽曲以外にも気持ちを滾らせるような楽曲はいっぱいあるので、あくまでひとつの参考にしていただければと思う。
私もまだまだ知らない楽曲ばかりでHIPHOP偏差値が低いので、楽しみながらHIPHOPに浸かっていきたい。