PUNPEEの【タイムマシーンにのって】が好き過ぎてどうしようもない

PUNPEE-パンピー- 

PSGのメンバーであり数々の名曲を生み出してきたPUNPEE(パンピー)を知らない人は、あまり多くないだろう。

 

バトルMCとしてはUMB2006年東京代表を務めるほどの実力者であり、トラックメイカーとしても、HIPHOPアーティストを中心にSEEDAやライムスターなど多くの著名人へトラックを提供しているマルチな才能の持ち主だ。

 

水曜日のダウンタウンへ楽曲提供した経験もあり、もう一人のアーティストとしての枠を大きく飛び越え、やりたいように色々やっている超人。

 

PUNPEE自身の楽曲やPSGでの楽曲は、キャッチーでメロディアスなトラックと肩の力を抜きつつも核心に迫るようなセンスあるリリックが特徴。HIPHOPというジャンルではあるものの自ら垣根を作っている感じではないので、HIPHOPを聴かない人でも聴きやすいと思う。

逆にゴリゴリのHIPHOPが聴きたい人には少し物足りないかもしれない。

待望の1stアルバム「MODERN TIMES」

そんなPUNPEEだが、2017年10月14日に1stアルバム「MODERN TIMES」(モダンタイムス)を発売した。楽曲提供や参加楽曲はめちゃめちゃ多いPUNPEEだが、自身のアルバムを出すのはこれが初めて。

 

そんな待望の1stアルバム「MODERN TIMES」だが、そこに収録されている「タイムマシーンにのって」がやばいと話題になっている。私も実際に聴いてみたのだが、これはやばいと思った。

 

私は情報感度が遅れているせいもあって1か月くらい前から聴きだしたのだけど、がっつりハマってしまって1日1回以上は聴いている。ハマっている理由は、PUNPEEの声が好きなので聴いていると落ち着くからというのも大きいのだけど、それ以上に歌詞がいい。

 

「タイムマシーンにのって」の歌詞が良い

タイムマシーンにのって

タイムマシーンにのって

  • PUNPEE
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

なんていうんだろう、「タイムマシーンにのって」は文字通り過去に遡れたらみたいなテーマの楽曲なんだけど、そんなに後ろ向きなテイストじゃない。

 

「過去に戻れたらいいよね」は「過去に戻ってやり直したい」という後悔のイメージが付きやすいけど、「タイムマシーンにのって」はそうではなくて、

 

「過去に戻ったら楽しそうだよね、俺だったらあれもこれも色んなことやっちゃうな。まあ、言ったところで戻れないんだけどね」

 

といったアンニュイな感じなのだ。ここら辺のいまいち素直になりきれず格好もつけきれない感じがPUNPEEっぽくて、私の感性をガンガンに刺激してくる。

 

所詮は一般人でしかない自分

私は一般人でアーティストは非一般人だ。一般人というは、「分かっちゃいるんだけど行動に移せない人間」を指す。

 

これを繰り返して生きているので、「あのときやっておけばよかったなー。そんなことわかってたのになー」という後悔の過去がどんどん積み重なっていく。

 

非一般人であるアーティストは行動し続けて結果をだしていくので、後悔がない。結果が出なかった場合は、後悔ではなく反省をするだけなので、一般人のように後悔はしないのだ。

 

「タイムマシーンにのって」を聴いていると、共感すると同時に自分が後悔ばかりの一般人であることが如実に分かってしまう。しかしリリックを聴いていると、

 

「人生なんてそんなもんだし皆タイムマシーンにのりたいんだよな、自分だけじゃないみたいだしそんなに深刻に考えないで楽しい妄想でもするか」

 

と思える。一般人である自分を卑下する必要はないな、と思えるのだ。この程よく脱力したアンニュイな感じがとても良い。強い人間ではないなんて分かっているのだ。

 

野暮ったくて何となくセンスが欠けていることも、興味を持たれるような人間じゃないことも、それを自分が一番気にしていることも分かってる。

 

でもしょうがないのだ。そう思ってしまうんだから。気にしたくなくても気にする人間だし、人一倍劣等感が強いのは人一倍自分に期待してしまっている証拠だし。それらはもうどうしようもないし。

 

弱者の中の強者に対する弱者の味方

HIPHOPはカウンターカルチャーであるため、基本的には弱者に力を授ける文化である。しかし、それをバネにできるのは社会的に弱者だとしても強い人間だ。

 

私のように社会的に弱者っぽくて人間としても微妙な奴は、そんなに強く在れない。だから、劣等感を抱いて卑屈になってしまう。HIPHOPの中にいたとしてもだ。

 

「タイムマシーンにのって」はHIPHOPでありながら、弱者の中の強者に対する弱者の心を大きく揺さぶるような、ある意味ではセルフボースの弱くある意味ではめちゃめちゃセルフボースの強い楽曲だと思う。ちょっと卑屈な楽曲と言い換えても間違いではない。と思う。

 

まとめ

長々と書いてしまったが、それだけ魅力的な楽曲だったのでぜひ「タイムマシーンにのって」を聴いてみて欲しい。

また、「MODERN TIMES」はほかにも面白い楽曲ばかりなので、こちらもぜひ。

 

MODERN TIMES

MODERN TIMES