日本語ラップ【2018上半期】20選を紹介する
気がつけば2018年も半分が過ぎている。あまりにも時間の流れが速くて少し怖い。振り返ってみると2018年の上半期は色々あった。ヒップホップに本格的にのめり込み始めたのも、仕事関係で大きな変化があったのも、家族のことで頭を悩ませたのも、2018上半期の出来事だった。
そんないろいろとあった2018年の上半期、ずっと日本語ラップを聴いていた。イベントなどに足を運ぶようになったのでなおさらだ。そこで今回は、日本語ラップ2018上半期にフューチャーされた曲を20選で紹介したいと思う。
あくまでも私が良いと思った曲なので、世間的な流行を取り入れられていないかもしれないが、曲探しの参考にでもなれば幸いだ。
1.Kawasaki Drift / BADHOP
やはりこの曲は外せない。おそらく最も注目を浴びた楽曲ではないだろうか。公開から4か月足らずでYouTubeの再生回数が300万回を目前にしており、BADHOPの人気が伺える。
2.旅に出よう / SUSHIBOYS
2017年に引き続いてブレイクが予想されるSUSHIBOYSから「旅に出よう」を抜粋。EP「WASABI」は彼らの魅力が存分に詰まったアルバムなのでぜひ聴いてほしい。
3.Ayeah (Remix) / Lui Hua
Lui Hua(ルイファ)の「Ayeah」も外せない。「Ayeah」そのものは2017年の曲なんだけど、2018年に発表されたRemixがすごい格好良い。皆おなじフロウで乗るという新しい試みは必聴。
4.AREA / TRI MUG’S CARTEL
トライマグスカルテルの新曲「AREA」。おしゃれな感じで格好良い。ムートンのバースもメロディアスでイケてる。
5.ワルノリデキマッテル / 漢 a.k.a. GAMI
MVが話題になった曲。年齢関係なくコンスタントに活動し続ける漢の凄さを感じた。この唯一無二な乗り方が癖になる。
6.Walk This Way feat.AKLO / ZORN
ZORNの新曲「Walk This Way feat.AKLO」。ZORNらしい等身大のリリックに独特なリズムキープ。個人的な好みでいえば、2018年上半期で最もやばい曲だと思う。
7.FUEGO feat.ZORN / AKLO
今度はAKLOから「FUEGO」を紹介。この曲はMVがめちゃめちゃ格好良いので、ぜひそっちも見てほしい。
8.TAG SHIT / 輪入道 × DOTAMA × mu-ton
2017年にMCバトル界をかき回した超新星ムートン。「TAG SHIT」はMonsterwarをきっかけに出された楽曲。合わなさそうでぴったり息の合う三人。
9.覇道任侠伝 仁義の絆 / 輪入道, 押忍マン, SIMON JAP, 十影, CIMA
人気アプリゲームとのタイアップに起用された曲。強面のMCが集結している。YouTubeでの再生回数は100万回を超えており、スマッシュヒットしたといえるだろう。
10.衝撃 feat. Zeebra / Mr.Q
リビングレジェンドMr.Qの新曲。やっぱりこういうヒップホップも良いなって思う。Zeebraも相変わらずのやばさ。最新の乗り方もしっかり取り入れられる辺り、ヒップホップの基礎体力が違うなと思った。
11.BANANA / chelumico
このブログでも何度か取り上げさせてもらっているラップディオchelumicoから「BANANA」を抜粋。可愛くもdopeでスキルフルな一曲だ。
12.All Green feat. 唾奇 / DJ RYOW
2017年、最も熱かったラッパーのひとりである唾奇とDJ RYOWの一曲。めちゃめちゃ好きなんだよなあ。ポップなトラックに唾奇のリアルなリリックがエモい感じに乗せられていて、不思議な気持ちになる曲。
13.Tissue / BIM
めちゃめちゃチルな曲。この脱力感が癖になる人も多いのではないだろうか。JJJの参加楽曲としても有名。
14.Coincidence / KID FRESINO
スキルフルすぎてちょっと良く分かんないくらい格好良い曲。バンドミックスという感じだろうか。既存のヒップホップとは一線を画すような曲。
15.Dream Chaser feat. BIM / kZm
新世代のヒップホップという感じ。kZmは最近とても熱いラッパーのひとりなので、世チェックである。ただ、どちらかというと好みではない。
16.笑ってれば / 空廻
最近、一番聴いているラッパー空廻。セカンドアルバム「地獄で笑え」から「笑ってれば」を抜粋。日本語の美しさを存分に活かした詩的な表現が魅力的。
17.月にタッチ / JABBA DA FOOTBALL CLUB
シティポップでお洒落な曲。リップスライムを彷彿とさせる彼らの楽曲は、どれも楽しそうなのでオーディエンスも楽しくなってくる。
18.white heaven / 呂布カルマ
MCバトルが注目されがちの呂布カルマだけど、楽曲の格好良さはMCバトラーの中でも随一。アルバム「SUPERSALT」がリリースされたのでヘッズは要チェックだ。
19.ぬえの鳴く夜は / Creepy Nuts
メジャーデビューしたCreepy Nutsの最新アルバムから「ぬえの鳴く夜は」を抜粋。日本語ラップなのかどうかは別にして、格好良い曲だ。全体のテイストがアジカンぽいと思ったのは私だけだろうか。
20.Feel (feat. IO, 唾奇 & Yo-Sea) / DJ CHARI & DJ TATSUKI
最後の曲は、これ!曲全体に流れるチルな雰囲気も最高だし、オートチューンの差し込み方も嫌味がなくてとても聴きやすい。唾奇もやばいけど、IOがやっぱりやばい。MVもくそ格好良いのでチェックだ。
日本語ラップ2018年上半期【番外編】
この日本語ラップ番外編は随時更新していきたいと思う。管理人である烏龍茶がヤバいと思った曲を挙げていくので、皆もぜひ聴いてみてほしい。また、コメントなどで「この曲もやばいよ!」とか教えてくれると嬉しい。
墓石屋の倅 (feat. DJ SOMA) / NORIKIYO
上半期なのかどうか怪しいところだけど(むしろ思い切り下半期)、やばいと思ったので紹介。ディスの切れ味の鋭さはまさに日本刀。
オレンジ / 変態紳士クラブ
今、最も勢いに乗る若手といっても過言ではないだろう。メロディアスで聴きやすく、リリックも格好良い。最近の柔軟な日本語ラップとして、変態紳士クラブは代表格のような印象だ。2017年の11月に発売されているので、2018年上半期ではないんだけど許してほしい。
マジ遠い / t-ace
今まで、食わず嫌いでt-aceを避け続けてきた。なんかちゃらちゃらしてるし、好きなタイプの日本語ラップじゃないなーと思っていたからだ。でも、聴いてみるとすごい聴きやすくて乗りやすい。深みとかは感じづらいけど、楽しく聴けるのでそれだけでも十分だなと思った。
Dirty Work(Remix)[feat.ANARCHY] / AKLO

Dirty Work (Remix) feat.ANARCHY
- アーティスト: AKLO
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これ、もとから格好良くて好きだったんだけど、ライブで聴いてからさらに好きになった。AKLOはとにかく格好良すぎる。
日本語ラップ【2018年上半期】20選のまとめ
20選にまとめるのは結構大変だった。普段聴いている曲だけだと選曲が偏ってしまうから、シーンを賑わせている曲を探したり実際に聴いてみたりして20選まで絞った。もちろん、今回紹介した曲以外にもやばい曲はたくさん発表されている。個人的には今回まとめた20選が、2018年の上半期を盛り上げてくれた曲たちかなと思った。
しかし、2018上半期にはスマッシュヒット曲がない。「超wavyでgomenne」のような社会現象を引き起こすレベルの曲はなかったように感じたのだ。もしかしたら下半期で出てくるかもしれないので、2018念下半期も日本語ラップを要チェックだ。