戦極U-22第6次予選に行ってきた
先日、7月29日に戦極U-22第6次予選を見に行ってきた。戦極のU-22に行くのはこれが初めて。
今まで行ったことがなく、ちょうど予定が空いていて興味もあったので行ってきた。簡単に感想からいうと、めちゃくちゃ良かった。
バトルのレベルの高さに驚いたし、なによりもライブがとても格好良かった。途中で抜けてしまったので最後までは観戦できていないのだけど、感想を書いていきたいと思う。
場所は渋谷ロフト9
戦極U-22第6次予選の会場は【渋谷ロフト9】という場所だった。この会場は初めて行く場所だったので、アクセスに少し迷ってしまった。渋谷オーイーストの近くなので、それで覚えておけば間違いないと思う。
綺麗な箱で、昼間はカフェを営業しているみたいだった。ステージもコンパクトながら観客から見やすく丁度サイズだったと思う。
私の感想になってしまうが、音がすごい綺麗に聞こえた気がする。クラブのような爆音とかじゃなく、映画館のような響きに感じた。
戦極U-22第6次予選優勝は【U- mallow】
肝心のバトルについて。
ベスト8あたりで帰ってしまったので、生では観れていないのだけど、戦極U-22第6次予選の優勝は【U-mallow】というMCだ。
私はU-mallowを観るのは今回が初めてである。ファッションがイケていて強そうな雰囲気してるなぁと思ったらやはり強かった。
準優勝は【K-ill / カイゴ】
準優勝は【K-ill / カイゴ】というMCだ。
優しそうな顔をしているのだけど、突き刺す言葉はどれもヒップホップであり、その徹底した容赦のない詰め方に驚いてしまった。
若手ながらヒップホップスピリットに関しては重いものを感じさせるMCなので、ぜひ音源をチェックしていきたい。個人的にすごい好きなMCである。
ベスト4には【スパイラル】と【pino】
ベスト4にはスパイラルとpinoというMCがはいった。
pinoについては前に見たことがあって、見た目もラップも爽やかで格好良いMCである。
スパイラルは今回が初見。めちゃくちゃ上手くて驚いた。会場を何度も盛り上げていたし、それに比例して勝ち上がっていった様子。
いくつくらいなのだろう、中学生くらいに見えた。
記憶に残ったMC【達磨】
私が個人的に記憶に残っているMCは、達磨というMCだ。バケットハットを深く被っていて顔の全容は伺えなかったのだけど、めちゃくちゃラップが上手かった。
観客の期待通りにライムを落とすし、その主張は一本の筋が通っていた。実力でも姿勢でも観客をうなずかせるMCだったと思う。
戦極U-22第6次予選はライブが熱かった
ライブがめちゃくちゃ熱かった。今回、ライブをしてくれたのは下記の5組。写真を撮ることもできたので、交えながら感想を述べて行く。
- fox4g(フォックスフォージー)
- TERA-G(テラジー)
- venom(ベノム)
- 空廻(くうかい)
- MIRI(ミリ)
fox4g(フォックスフォージー)
名前も顔を知らないグループだった。8名くらいのクルーからなるグループのようで、フロントに立っている人がfox4g(フォックスフォージー)なのだろうか。分からない。BADHOPを彷彿とさせる自由なノリ方で、次世代のグループという感じだった。女性ファンも多くいたようなので、おそらく今熱いグループなのだろう。
TERA-G(テラジー)
TERA-G(テラジー)を観るのは今回が初めて。バトルも観たことがない。いや、ライブめちゃくちゃ良かった。レゲエってこんなに楽しいんだ〜って思った。TERA-G(テラジー)のピースなスタンスがとても好きである。音源要チェックアーティストだ。
venom(ベノム)
ヒップホップの哲人、venom(ベノム)のライブ。本当にやばかった。音源の噂はまったく聞いていなかったvenom(ベノム)だけど、音源がめちゃくちゃ格好良かった。venom(ベノム)っぽい重厚なサウンドとリリシズムに徹した鋭利なライム。今回でファンになった。
空廻(くうかい)
空廻(くうかい)については、すでに何度か書かせてもらっているので何度も書くのは逆に失礼かもしれないがやっぱり格好良かった。会場のみんなも空廻(くうかい)が大好きなみたいで、全体で合唱までしていた。もしかしたら1番盛り上がっていたかもしれない。
空廻のアルバムについてはこちらの記事
MIRI(ミリ)
実は会場に向かう途中でMIRIを見かけた。初めて生で観たのだけど、予想より小さかった。ライブでは緊張している様子だったけど、MIRIらしいポップな楽曲で会場を盛り上げていた。
戦極U-22第6次予選の感想
バトルを観ていて思ったのは、とにかくレベルが高い。
若手のMCはみんなスキルフルであり、ヒップホップ指数も高そうなMCばかりである。
MCバトルは今後盛り下がっていくという人もいるが、どうだろうか。これだけ魅せられるMCが揃っていて盛り下がるのは考えにくい気がする。
何よりも、この戦国時代はMCバトル全体を底上げしていくだろう。格好良い音源が生まれるのかどうかはまた別の問題だが、MCバトルそのものは今後さらに大きくなり根付いていくと思った1日だった。
記事に起こすとどうしても偉そうな物言いになるのが本当に何とかしたい。
MCたちは敬称略で記載させていただいております。不快に感じられる方がいらっしゃいましたら、お手数ですがご連絡ください。