フリースタイルダンジョン7月31日|ついにR-指定が登場
フリースタイルダンジョン7月31日放送分の感想記事。
今回のフリースタイルダンジョンでは、6人目の初代モンスターとしてサイプレス上野が登場し、2代目モンスターである呂布カルマと対決。
7人目、最後の初代モンスターとしてR-指定も登場した。
R-指定を迎え撃ったのは、ライムセーバーことICEBAHNのFORK。
2代目モンスターのなかでも屈指の実力者であるFORKと、最強のフリースタイラーR-指定が対決するという神回である。
前回のフリースタイルダンジョンの記事はこちら
サイプレス上野 VS 呂布カルマ|フリースタイルダンジョン
まずはサイプレス上野と呂布カルマが対決。
サイプレス上野のバトル前VTRが短くて「時間配分とか色々気にしてるのかな」って思った。
お互い話の筋を通しながらラップするタイプなので、どう噛み合うのかが楽しみな一戦である。
1Round|呂布カルマ強すぎる
なんと、初っ端からクリティカルで呂布カルマの勝利。
強烈なディスを各バースに盛り込んでパンチラインを量産し、サイプレス上野に圧勝した。
しかし、サイプレス上野もめちゃくちゃ強くて、持ち前のユーモアとブラックセンスで会場をガンガン盛り上げていた。
それでも呂布カルマが強かった。
いつもはチャレンジャーの壁として立ちはだかる呂布カルマだけど、初代モンスターであるサイプレス上野が相手だと自分がチャレンジャーの精神でボコボコに力を発揮できている様子だった。
R-指定 VS FORK(フォーク)|フリースタイルダンジョン
ついに、初代モンスター最後の砦としてR-指定が登場。
2代目モンスターからは誰が出るのかと思ったら、なんといきなりFORKが登場した。
「えっ、いきなりFORKとやるの!?」と驚き。
R-指定は常々FORKへのリスペクトを語っていたので、これはどんなバトルになるのか、わくわくせざるを得ない。
1Round|FORKのライムが全開
R-指定はまずは挨拶代わりという感じで、先攻から話を展開。
それに対してFORKは最初から全開という感じで、ダジャレとライムの違いをR-指定にお説教しながら地力を見せつける。
R-指定はまだ様子見という感じだったこともあり、2:3でFORKが1roundを獲った。
個人的にはFORKの下記のラインが好きだった。
やるのは初めてだな 存分に楽しめ
やるからには潰すのがモンスターの使命だ
2Round|R-指定もエンジン全開
2roundに入るとR-指定もエンジンがかかってきたようで、特技である相手のバースの揚げ足を取りながらユーモアのあるライムを落としまくる。
対するFORKも熱の入りようが凄い。
本領発揮という感じで、2バース目の勢いは尋常ではなかった。
ライムの落とし方や話の筋の通し方まで完璧で、「これR-指定負けるんじゃないか?」とまで思わされた。
しかし、後攻のR-指定の盛り返し方も尋常ではなかった。
FORKのライムを拾いながら韻を踏み、最後の最後に下記のパンチラインを落とすという離れ業。
お前に浮かべているぜ薄ら笑い
誰一人として4人目の器じゃない
般若の前に4人目のモンスターとして登場し続けたR-指定が、不甲斐ない2代目モンスターに対して「誰一人として4人目の器じゃない」という。
おまけに韻も踏んでいるという怪物っぷり。
また、これは証言のマイクリレーで4人目を務めたZEEBRAへのリスペクトも含められているだろう。
「これはいったか!?」と思われたが、クリティカルストッパー リリーさんがFORKに票を入れ、4:1でこのroundをR-指定が獲った。
3Round|R-指定、FORKを破る
R-指定の強いところは、ステージに立ったら遠慮無しにかますところだ。
ZEEBRAにも敬称略だし、リスペクトしているFORKが相手でもバチバチにディスをいれる。
バチバチなバトルが見たいオーディエンスとしては、R-指定のバトルが面白く感じる。
3roundでは、R-指定はいきなりキングギドラの大掃除をサンプリングして会場をあげた。
また、R指定はフローの乗せ方を変えてFORKの一辺倒なフローをディスし、オールラウンダーな一面も出しきる。
対するFORK、宇多田ヒカルの曲をライムとともにはめ込みながら筋の通ったディスをするという神業を披露。
しかし、R-指定の勢いが強すぎた。
2round目の勢いが会場を温めているということもあり、FORKのライムはR-指定の心臓までさすことができなかった。
3roundもR-指定が勝利し、R-指定は2代目モンスター初戦を突破した。
フリースタイルダンジョン7月31日まとめ
今回のフリースタイルダンジョンはまさに神回だったといえるだろう。
R-指定の久々のバトルというだけでも上がってしまうが、観客の期待を超えるバトルを見せてくれた。
FORKも今回はチャレンジャーとしてR-指定に挑んでいたのではないかと思う。
いつもはFORKのライム理論が強大すぎてお説教みたいになってしまうけど、R-指定クラスの相手になると、スタイルウォーズまで昇華されている感じ。
NAIKAMCとFORKがバトルしたときもそうだったが、FORKはお説教しているのではなくセルフボースでスタイルウォーズを仕掛けているだけではないだろうか。
R-指定はそれにスタイルウォーズでしっかりと答えていて、流石だなぁと思った。
次回のフリースタイルダンジョンも楽しみで仕方がない。
「INDIES COMPLETE」というアルバムが発売
ちなみに先日、Creepy Nutsから「INDIES COMPLETE」というアルバムが発売された。
このアルバムは本当にやばくて、UMB3連覇したとき疑心暗鬼になり尖りまくっていた頃の楽曲「刹那」や、最大のヒット曲でもある「合法的ナトビカタノススメ」、アルバム名でもある「たりないふたり」など、Creepy Nutsを語るうえで欠かせない楽曲が詰まりまくっているアルバムなので、「INDIES COMPLETE」はまじで要チェックである。
FORKは音源も格好良いのでヘッズは要チェックだ