【K-1】武尊vsダニエルピュータス
2018年9月24日に行われる[K-1 WORLD GP 2018 JAPAN 初代クルーザー級トーナメント]。
会場はさいたまスーパーアリーナ/コミュニティアリーナであり、会場や規模、出場選手を見てみてもかなり大きなイベントである。
そこで、久しぶりにK-1のスーパースター[武尊]が登場することが決定した。
3月21日に開催されたスーパーフェザー級トーナメント以来、半年ぶりのK-1である。
3階級制覇という偉業を成し遂げた後、特に目立った動きや発言もなかったみたいで、私も久しぶりに名前を聞いたなという感じだ。
武尊vsダニエルピュータスの結果はこちら!
ルカグルソビンとやる予定だった
スーパーフェザー級(60kg級)のスーパーファイトという形で出場するとのことで、対戦相手は[ルカグルソビン]という選手だった。
しかし、このルカグルソビンという選手にトラブルがあったらしく、対戦相手の変更が決定。
そして、その変更後の対戦相手というのがスペインのキックボクサー[ダニエルピュータス]である。
武尊の相手、ダニエルピュータスとは?
ダニエルピュータスは、スペイン出身の選手だ。
年齢は25歳。
通算の成績は38戦32勝(16KO)6敗。
勝った試合の半分はKOというパワフルな選手である。
60kg級では比較的大きい、173cmというフレームを備えており、フィジカルな強さが武器の選手のようだ。
世界各国のいろいろな格闘トーナメントや団体に参加しており、高い成績を収めている。
直近でいえば《ISKA 2018 -65kg》で王者になった。
65kgでも戦えるみたいなので、60kgでは相当パワーがある選手だと思われる。
ただ、体重のコントロールや減量が大変だと思うので、その点でむしろスタミナが減っている可能性はゼロじゃない。
「木村ミノルvs城戸康裕」の試合が象徴的だった。
城戸康裕は減量に失敗したようで、動きに普段のキレが無かった。
体重の調整が上手くいくかどうか、そこがダニエルピュータスにとっての鬼門かもしれない。
武尊がダニエルピュータスに負ける?
うーん、個人的な意見としては、武尊が負ける姿が想像できない。
ダニエルピュータスの試合を観たことがないので、ダニエルピュータスと比較してということではなく、武尊そのものが強いからだ。
最近の試合、スーパーフェザー級トーナメントでも特に苦戦している様子はなく、それ以前の試合でもほとんどが圧勝。
KOされている姿も見たことがない。
2011年のデビューからもう7年経っている。
ファイトスタイルも安定しているし、王者としての貫禄が滲み出ていることから、"浮き足立ってミスをする"なんていうことはないだろう。
K-1が世界最高峰の舞台であるかは別にして、武尊自身のレベルはやはり世界レベルといって間違いない。
ダニエルピュータスは日本では無名
ダニエルピュータスは、日本では無名の選手だ。
もし、実力があればネット上でも話題になっていると思うが、ダニエルピュータスの情報はとても少ない。
スペインや中国では話題の選手かもしれないが、日本で全く名前を聞いていなかったことを考えると、武尊を倒すほどの実力者ではないと予想される。
おそらく武尊が普通に勝つ
あくまで私の予想だが、武尊が普通に勝つだろう。
判定まで持ち込まずに、2ラウンドあたりでKO勝利する可能性も十分ある。
フレームはダニエルピュータスのほうが大きいけれど、武尊のベタ足で距離を詰める戦法に、フレームの大きさはあまり関係ない。
ダニエルピュータスにフットワークがあって、フレームを活かしたアウトボクシング的なスタイルだった場合には、武尊が捕まえきれずに判定まで持ち越されるかもしれないが、ダニエルピュータスはパンチに自信を持った選手だ。
近い距離での打ち合いが予想される。
近距離での打ち合いは武尊の土俵であり、その展開になればほぼ確実にKOされるだろう。
しかしダニエルピュータスは未知数
ここまで書いておきながら無責任かもしれないが、ダニエルピュータスはK-1で試合をしたことがない。
だから、実力は未知数なのである。
これまで無名だったことから考えると、突出した実力者である可能性は低いが、未知数ゆえにその可能性はゼロじゃない。
もし、ダニエルピュータスが武尊に勝利するようなことがあれば、それは武尊のスター性に影を落とすことになる。
K-1という団体の性質上、それだけは絶対に避けたいはずだ。
しかし、格闘技は何が起こるのか分からない。
主催の意思を無視して物語が進むことも、十分にありえる。
そういう意味で、ダニエルピュータスが勝ってくれたほうが面白いと思う人間も多いはずだ。
【まとめ】武尊vsダニエルピュータス
武尊が勝つとは思うがダニエルピュータスも未知数だ。
武尊は半年ぶりの試合だから、もしかしたらカンが鈍っている可能性もある。
もしダニエルピュータスが勝つようなことがあれば、それはK-1のブランディングに大きな影響を与えるだろう。
無名の海外選手が業界をかき回す
本当の実力主義の世界だからこそ起こり得る楽しみだ。
2018年9月24日、[K-1 WORLD GP 2018 JAPAN 初代クルーザー級トーナメント]が楽しみである。
▼武尊と那須川天心のどちらが強いのかについてこちらで考察しています