ミニマリストには革靴がおすすめ
私は1年くらい前まで、ミニマリストだった。
家の家具はとてもシンプルだったし、洋服も数えるほどしか持っていなかった。
本当に必要最低限のものだけを選んで使っていたので、所有しているものが極端に少なくなかった。
考え方の変化があって最近はミニマリズムに凝らなくなったので、以前ほどモノを減らすことは意識していないけど、それでも他の人と比べればモノは少ない。
そんな訳でミニマリストにかぶれていた時代があった訳なんだけど、今回の記事では私がミニマリスト時代に「これはいい!」と思ったことをお届けしたいと思う。
それは、ミニマリストには、革靴がとってもおすすめであるということだ。
今回は、私がミニマリストに革靴をおすすめする理由をつらつらと書いていこうと思う。
なぜミニマリストには革靴?
革靴といえば、スーツをイメージする人も多いのではないだろうか。
たしかに革靴はビジネスマンの必需品である。
ビジネスにおいて、革靴の良し悪しで、仕事ができる人間か否かまで判断されてしまう、と言われているほど、ビジネスマンにとって重要なアイテムだ。
そのようなビジネス色の強い革靴だが、ビジネスだけでなく、日常でも非常に使いやすいアイテムなのだ。
なぜ日常でも使いやすいのか?なぜミニマリストにおすすめなのか?その理由を書いていこうと思う。
ミニマリストは合わせやすい靴が必要
ミニマリストは、基本的に3足しか靴を持たない。
これは普段使う靴のことで、その3足をローテーションしながら履いているということ。(※長靴とか運動靴は含まないで3足ということである)
3足しか靴を持たないので、合わせにくい靴は選びづらいのだ。
3足であらゆるファッションとあらゆるシーンに合わせなければいけないのだから、合わせにくい靴は論外である。
また、合わせにくい靴は、良い意味でも悪い意味でも目立つ。
例えば、派手なスニーカーや流行の最先端を取り入れた靴は、毎日履いていると「またあの靴履いてるよ」と悪目立ちしてしまうかもしれないのだ。
合わせやすい靴は、一見すると地味だが汎用性が高い。
ミニマリストにとって汎用性はとても重要だ。
革靴2足、スニーカー1足で十分
ミニマリストの靴の内訳としては、革靴を2足とスニーカーを1足あれば、どんなシーンでも、どんなファッションでも合わせることができる。
毎日、スーツで働くミニマリストだとしても、革靴が2足もあればローテーションとしては十分だ。
ちなみに、同じ革靴を毎日履いてはいけない。
革は呼吸をしているので、休ませる必要がある。
一日置きに履くのがベストだ。
革靴はとても合わせやすい
革靴はどんな格好にでも合わせやすい。
スーツのイメージが強いから日常で履くことに抵抗がある人もいるだろうけど、実はそんなことがない。
革靴は、フォーマルからカジュアルまで、幅広くカバーすることができる。
スーツでも履けるし、遊びでも使えるのだ。
例えば、アンクル丈のスラックスやベーシックなチノパンは無論のこと革靴との相性が良いし、ジーンズもロールアップをすれば革靴との相性はバッチリなのだ。
ただ、ここで注意しておきたいのは、私服でも合わせやすい革靴というのは限られていること。
モンクタイプやユーチップなどの革靴は、スーツとの相性はいいけど私服と合わせるのが難しいので、ミニマリスト向きではない。
ミニマリストに向いている革靴は、私服でも合わせやすい革靴だ。
私服でも合わせやすい革靴とは?
先ほど説明したように、私服でも合わせやすくスーツにも合う革靴というのは限られている。
個人的な意見だが、以下の三種類は私服でも合わせやすく、かつスーツと合わせてもおかしくないと思う。
リーガルの商品と一緒に紹介していくので、画像からなんとなくのイメージを掴んでほしい。
1.プレーントゥ
丸っとしたデザインで少し可愛らしいのが特徴。
どんなフォーマルな装いでもカバーできるほか、きれいめな私服に合わせてもおかしくない。
フォーマルとカジュアル、どちらともいける革靴の中では、もっともベーシックな革靴だと思うので、ミニマリストはまずプレーントゥを買っておくことをおすすめする。
ただ、革の良しあしで印象が随分と変わるので、あまり安物を履くとかえってマイナスになる可能性がある。
2.ウィングチップ
『メダリオン』という品のある装飾が施されているので、フォーマルな装いに少しクラシカルな要素を入れたいときに使うと効果は抜群。
私服で使うときは、そのクラシカルな要素を活かした履きこなしがおすすめだ。
例えば、少しプレッピーな感じでまとめたいときは、太めのパンツにウィングチップを合わせてもいいし、あえてリーバイスのストレートジーンズと合わせて逆を狙うのもいい。
3.ローファー
私としては一番おすすめしたい革靴。脱ぎはきは楽だし、紐がないので手入れもかんたん。
夏でも冬でも合わせやすいし、ほかの革靴に比べてこなれている感があっていい。
個人的にはすこしヒールがあるほうが好きだ。
革靴は手入れ次第で一生使える
ミニマリストは、《良いものをちゃんと使う》そんな風に考えている人が多い。
ミニマリズムとは、モノに支配されることなく自分にとって本当に必要なモノを見極める思想を指しているので、ミニマリストが《良いものをちゃんと使う》というのは至極当然である。
やはり長持ちするものが良いということだ。
スニーカーもミニマリストとして持っておきたい靴であるけど、長持ちという点では革靴に大きく遅れを取ってしまう。
スニーカーは、加水分解と呼ばれる現象によって時間が経つと壊れてしまうのだ。
どれだけ長くても3年ほどで加水分解が起きて壊れてしまう、これはスニーカーの宿命である。
もちろん、履く頻度によるのだけど、ミニマリストは3足しか持たないので、一般の人よりもひとつの靴への負担が大きくなる。
革靴はしっかりと手入れをすればとても長く履くことができる。
それこそ、手入れ次第では一生履けるかもしれない。
また、革靴はかかとやソールを入れ替えることができるため、たとえかかとがすり減ってしまったとしても、交換すればまた新しく生まれ変わるのだ。
こちらの写真は私の使っている革靴なのだけど、3年以上履いている。
外から帰ればブラシで汚れを落とし、月に一度くらいのペースで磨いているのだけど、磨くと新品同然によみがえるのだ。
かかとがすり減ってきたのでそろそろ交換しようかと思っている。
グッドイヤー製法を選ぶべし
ちなみに、かかとを交換できる革靴はある程度の値段がするので、どんな革靴でも交換できるわけではない。
グッドイヤーウェルト製法と呼ばれる製法で作られているものが、かかとやソールを交換できるので、革靴を選ぶときはそこも注視するといい。
グッドイヤー製法はソールが自分の足の形になじんでいくという特徴もあって、これが非常に履き心地抜群なのでぜひ感じてほしい。
ミニマリストが革靴を選ぶ際のポイント
いろいろと書かせてもらったけど、ミニマリストが革靴を選ぶ際のポイントはたったの2つだ。
- 革靴の種類はプレーントゥ・ウィングチップ・ローファーを選ぶ
- ソール交換のできるグッドイヤー製法を選ぶ
この2つを守れば、ミニマリストにぴったりの革靴をが手に入ると思う。
値段の目安としては3万~くらいかなあ。
おすすめのブランドは〔リーガル〕〔ジャランスリワヤ〕〔G.H.BASS(ローファー限定)〕〔スコッチグレイン〕辺り。
この中では〔リーガル〕が一番お手ごろ。
履いているビジネスマンも多いので、ブランド力は担保されている。
3万円以下の革靴は長持ちしないだろうし、皮の質感も微妙なものが多いので、ずっと大事に履くと思ってまずは良いものを買ってほしい。
ミニマリストは革靴がおすすめ【まとめ】
以上が、私がミニマリストに革靴をおすすめする理由と選ぶ際のポイントだ。
革靴はミニマリストとの相性が抜群なので、ぜひ1足は持っていてほしい。
仕事でスーツを着るなら、プレーントゥとウィングチップを1足ずつの2足で。
ただ、革靴は手入れをしなければだめになってしまうので、手入れが面倒な人には向いてない。
革靴を買うなら、革靴の手入れ道具も必ず買っておこう。
私は〔M.MOWBRAY(エム・モウブレイ)〕という会社の道具で手入れしている。
手に入りやすいしとても使いやすいのでおすすめである。
キットで買ってしまえば後は買い足さなくてもいいので、楽ちんだ。
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今回の革靴の写真はこちらの方から拝借させていただいております。
素敵な写真が沢山ありますので、ぜひのぞいてみてください。