【武尊】ムエタイ王者であるヨーキッサダーを2RKO!試合結果レポート

2019年3月10日 K'FESTA.2 が開催!

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2019年3月10日(日)、K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~K'FESTA.2~が開催された。平成最後のビッグマッチと銘打たれた今大会では、4つのタイトルマッチと8つのスーパーファイト、さらに日本vs世界という7つのマッチが敢行された。

大きな見所はやはり『日本vs世界』の7つのマッチ。日本の選手と世界の選手が7対7で対抗戦を行う。

日本の選手陣営には、武尊や武居、野杁正明など、K-1の顔ともいえる選手が勢ぞろい。K-1が出せる弾は全て出している感じだ。

対する世界の選手は、さまざまな団体の王者やすでにK-1で活躍している外国人選手などがラインナップ。世界の選手が全て国外団体の選手だったらいいのにな、なんて思ってしまう人も多いだろうが、過去の新生K-1の大会と比べたら、ここまで呼べたのはすごいなと思う。

メインイベント武尊vsヨーキッサダー

そして、『日本vs世界』の中でも特に注目されているのが、K'FESTA.2のメインイベントである『武尊vsヨーキッサダー』の試合だ。

武尊の説明は不要だろう。K-1の看板選手であり、3階級制覇を経験している軽量級の王者。国内の軽量級キックボクサーでは間違いなく最強クラスの選手である。

ヨーキッサダー:ムエタイの殿堂ラジャダムナンの王者

対して、武尊の対戦相手である『ヨーキッサダー』とは何者なのか? おそらく、初めて名前を聴いたという人も多いだろう。私もそうだった。

ヨーキッサダーは、本名をヨーキッサダー・ユッタチョンブリーといい、身長は武尊より1cmだけ低い167cm。ムエタイの殿堂であるラジャダムナンスタジアムのフェザー級チャンピオンだ。

ラジャダムナンスタジアムとは、ルンピニースタジアムと並んで、ムエタイにある試合会場の中でも最も権威をもつとされる場所だ(ムエタイでは試合会場ごとに王者がいる。団体みたいなもの)。

ヨーキッサダーは、タイ国内でも最高峰の権威をもつ試合会場で、王者として君臨しているのである。

ヨーキッサダーはロッタンクラスの選手?

ラジャダムナンがすごいとはいっても、日本にまでそのすごさはなかなか伝わってこない。そこで、ロッタンを比較に挙げてみようと思う。ロッタンを知っている人は多いはずだ。

那須川天心を追い詰めたロッタンだが、彼はラジャダムナンで王者になった経験がない。つまり、経歴だけでいえばヨーキッサダーはロッタンよりも強い、といえるだろう。ロッタンクラスの選手といっても過言ではない。

▼那須川天心vsロッタンの試合レポはこちら

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武尊はヨーキッサダーに勝てるのか?

武尊とヨーキッサダー、どちらが勝つのか?については、個人的な意見だと、8割武尊の勝利だと思う。

理由はいくつかある。

まず1つは、ヨーキッサダーがK-1ルールに不向きなムエタイ選手であることだ。ムエタイとキックボクシングはある程度の親和性があって、そのおかげでムエタイ選手がキックボクシングという舞台でも活躍できるわけだけど、選手によってはキックボクシングになかなか適応しないタイプの人もいる。ヨーキッサダーは、肘を上手く使う選手なので、肘が使えないK-1ルールでは本領発揮とはいかないだろう。その点ロッタンは、キックボクシングに非常に適応できるムエタイ選手だったため、那須川天心をあれだけ追い詰めることができた。

2つ目は、ホームとアウェーの関係だ。K-1で戦うのだから、武尊はもちろんホームグラウンド。ファンも多いので、歓声だって相当なものがある。対してヨーキッサダーは、日本では無名の選手。ファンもまだついていないだろう。日本での試合経験も薄いようなので、アウェーでの試合に少し負担を感じてもおかしくはない。

3つ目は、単純に武尊が強いということ。キャリア最盛期を思わせる完成度の高さだ。相手がムエタイ王者だとしても、負ける姿が想像できない。

以上3つの理由から、武尊が勝つのではないかと思っている。

 

【結果レポ】武尊 vs ヨーキッサダー

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前置きが非常に長くなってしまったのだが、それでは『武尊vsヨーキッサダー』の試合についてレポートしていきたいと思う。ラウンドごとに結果をレポートしていく。

ラウンド1 両者かなり慎重な立ち上がり

ゆったりと構えるヨーキッサダー。アップライトに構えた両の拳で威嚇をしている。対する武尊。ムエタイ王者をかなり警戒している様子で、いつもより動きが硬い。両者、不気味ににらみ合っている。武尊はパンチで入り込まず、インローを奔らせていく。ヨーキッサダーは特に攻める様子も見せず、表情を変えないのでインローも効いているのかどうか分からない。しかし、時折見せるミドルキックは、まさにムエタイ王者という貫録だ。様子見の時間が長いまま1ラウンドは終了した。

ラウンド2 武尊の右ストレートが炸裂

2ラウンドがスタート。序盤は、1ラウンドと同様に様子見といった感じ。ヨーキッサダーは攻める姿勢も見せないし、食らってるような顔も見せない。武尊は、インローを主体に攻め立てていく。初めは効いている様子の無いヨーキッサダーだったが、武尊があまりにもしつこく攻めるので、嫌がり始めた。徐々に感情を表していくムエタイ王者。2ラウンドも2分が過ぎた頃、武尊が一瞬の隙を突いて右ストレートを叩き込む。これがこれ以上ないくらいにクリーンヒット。たまらずヨーキッサダーはダウンしてしまう。これまでインローで意識を下に散らされていたため、突然の右ストレートに対応できなかったようだった。なんとか立ち上がるも、足取りはフラフラ。試合は続行されたが、すぐに武尊が距離を詰めてダースで打撃を叩き込むと、嵐のような爆発力に正確に急所を突く冷静さが噛み合って、またしてもヨーキッサダーがダウン。今度のダウンはかなり危ない倒れ方をした。立ち上がれる様子はみじんも見えず。そのまま武尊のKO勝利。

結果【武尊:2RKO勝利】

K-1王者vsムエタイ王者という夢のマッチは、武尊の2KO勝利という結果に終わった。

 

【感想】武尊が強すぎて試合がおもしろくならない

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ヨーキッサダーは特に見せ場を作ることもなくKOされてしまったので、ムエタイ王者が強いのか、武尊が強すぎるのか、全く分からないまま終了した。若干の寂しさが残る試合。正直、皇治のほうが全然いい試合をしていた。おそらくだけど、武尊が強すぎるから試合内容が面白くならないんだと思う。圧勝も面白いけど、今のK-1で圧勝をしても、内輪の中で強いだけ感が出てしまう。ムエタイ王者を連れてくることによって、内輪の中だけではないよ!外部の強いやつもちゃんと呼んでるよ!と分かってほしかったのだろうなというのは良く分かる。でも、こんだけ圧勝しちゃうと「強い人と戦ってるの?」と思われてしまう。特に、今回のような勝ち方だと。いちファンとして、こんなことを言うのは失礼だと思う。でも、それが事実なのではないかなと思っている。もはや、スアキムやロッタンといった分かりやすく強い人と戦ってもらえないと納得できなくなってしまっているのだ。私自身が。嫌なファンである。強すぎるというのも、考えものなんだなと思う一戦だった。

▼同イベント 野杁正明vsジョーダンピケオーの試合はこちら

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